ADHD・ASD長男
グレーゾーン長女
年子兄妹2児の母♪
あや乃(@ayano_dekoboko)です。
発達障害児の子育てに奮闘しつつ、
同じように悩む発達っ子ママさんの
お役に立てるようなブログ運営を目指しています◎
〇〇やったら△△ができるよ!という「最終ごほうび」があることで、つい頑張れちゃう子っていますよね。
ちょっとしたごほうびのおかげでスムーズに行動できたら、ママも子もどちらにとっても良い気分になれると思います。
どうせ取り入れるなら、その子に合わせた効果的なものを実践したいですよね!
このブログでは、「ごほうびシール」の向き不向きと、効果的に「ごほうびシール」を活用する方法について書いていこうと思います。
これから取り入れたい方は参考にしてみてくださいね。
- 日常生活動作はできる
- やるべき行動やその理由は理解している
- 時計はデジタルなら読める
- ごほうびシール:ポイント
- 最終ごほうび:ポイントがたまるともらえるもの
- 自分のことは自分で出来るようになって欲しいと思っている人
- 指摘する度に口答えされてモヤモヤする人
- 親子ともに楽しくタスクをこなせるようになりたい人
ごほうびシールに効果的な子と効果の薄い子がいる
ごほうびシールって子どもはみんな嬉しいものと思いがちですよね。
実はわたしもそうで、長男にとっても合っていたからという理由で長女にも導入して失敗した経験があります。
わが家でごほうびシールを取り入れたかったキッカケが、日常生活動作を習慣化させたいという点。
例えば、
- 朝の着替え
- 配膳下膳
- お風呂後に髪の毛を乾かす
のような、毎日必ずやるべきことがメインです。
体験談ベースにはなりますが、ごほうびシールが効果的な子と効果の薄い子について解説しますね!
効果的な長男のケース
長男は、良くも悪くも「単純男子」なタイプです。
褒めたら何回でもやるし、競争も大好き。
「よーいドン!」ですぐ走り出し、1位になったら大喜びし、褒められると分かれば何度でもやってくれます。
つまり、こういう子は
- ◯◯したら△△あるよ!
- 5ポイント貯まったらおもちゃがあるよ
の声かけがとっても有効です^^
日常生活動作に対して何度も声掛けして促していたものを
「自分で気づいてやり終えたら1ポイント。10ポイント貯まったら100均で折り紙買おうね」
と約束したら、意欲的に取り組み、今では習慣化することに成功しました♪
効果の薄い長女のケース
長女はマイペースで我の強いタイプ。
他人の言うことに振り回されない芯の強さがあり、良くも悪くも人に流されることは少ないです。
つまり、競争に興味もないし、「今やりたいか」が長女にとっては重要なんですよね。
こういう子に対して、
- お兄ちゃんとどっちが早いかな?と競争させる
- ◯◯したら△△あるよと促す
は全く響かず、効果もなく、余計に機嫌が悪くなることが多かったです。
長女のようなタイプには「本人にとって意味があるか」を意識させた方が良かったということに気づけました。
- 髪の毛自分で乾かしたらプリンセスみたいだね
- 着替えが早く終わったら絵本を読む時間が増えるね
のような、分かりやすいメリットや嬉しいポイントを伝えて促す方が楽しんでやれるようになりました
誰のためのごほうびシールなのかを考える
ごほうびシールを取り入れる目的って、きっと多くは「子ども自身に楽しみながら行動してもらうため」だと思うんです。
続けていくうちに、だんだん趣旨や方向性がズレてしまうこともあります。
ごほうびシールを取り入れる目的を決める
どうしてごほうびシールを取り入れるのか、目的をはっきりさせましょう。
- 楽しんで取り組んでもらうため?
- 生活習慣を身につけてもらうため?
- 行動のスピードをあげるため?
なんでもOKです!
子どもファーストで取り入れられるように、方法やごほうびシールの内容について検討してみてくださいね。
大人の都合になっていないか考える
本来は子どもにとって必要なことを楽しんで行ってもらうために取り入れるのではないかなと思います。
つい、大人のためのものになっていないか確認しましょう。
恥ずかしながらわが家であったのが、
- 親の手伝いをさせて親がラクになるとポイントがもらえる
- 親のスケジュールに合わせて行動させる
- 親の希望に沿うような内容で取り組ませる
のように、親にとってメリットになるようにごほうびシールを進めてしまったことがありました。
当たり前ですが続かないですし、何の意味もないものになって終わりました(笑)
子ども視点で、主体的に行動できるような内容で取り組めるよう考えてみてくださいね。
オススメの最終ごほうび
最終ごほうびの金額が高い、手に入りにくいなど、続けるのが難しいものは避けましょう。
気軽に手軽に用意できるものがオススメです。
100均で好きなものを買う
DAISO、CanDo、Seriaなど、100均で好きなものを1つ買える!という最終ごほうびです。
100円ならお財布も痛くないですし(笑)
買ったものにすぐに飽きてしまっても、罪悪感も少ないのではないでしょうか。
最近の100均は文房具、おもちゃ、おやつ、雑貨など種類も豊富なので、その時の気分やタイミングで好みのものが見つかりやすいのも便利です。
ちょっと特別なおやつを用意する
普段はスーパーのスナック菓子を用意する家庭も多いのではないかなと思います。
最終ごほうびのタイミングでは、
- ケーキ屋さんの焼き菓子やケーキ
- ミスタードーナツ
- スターバックスのフラペチーノ
- 手作りおやつパーティ
などなど、いつもとは違う特別なものを用意するのもオススメです。
特別な体験を用意する
金額的にだったり、場所的にだったり、時間的にだったり、普段はなかなかさせられない体験を最終ごほうびにするのもオススメです。
わが家の場合ですと、こんなものがあります。
- 動物園に行く
- 遊園地に行く
- プチ旅行に行く
- 制作体験などに参加する
- キャンプに行く
- 釣りに行く
- お化粧ごっこをする
頑張ったら〇〇できるよ!
〇〇に行けるよ!
という楽しみ感が原動力になっているようです。
年齢に合わせたお駄賃を渡す
年齢によっては、おやつやおもちゃで頑張る気持ちになりにくい場合もあるかもしれません。
その時は、10ポイント貯まったら100円のようなお駄賃制でも良いかもしれないと思います。
家庭ごとにお金の扱いについてのルールがあると思うので、よく検討してから取り入れた方がいいと思います。
気になる方はマネー教育と合わせて導入しても面白いかもしれませんね。
気をつけること
ごほうびシールを実践するにあたり、気をつけることがあります。
気をつけないと効果がないばかりか、逆効果になってしまうので、必ず守るようにしてくださいね!
ごほうびシールの没収はしない
1度あげたごほうびシールは絶対に没収しないでください。
ごほうびシールを没収されることで、
- わたしはダメな子なんだ
- どうせできない
- また没収されるから…
と子供にネガティブな感情を持たせてしまいます。
子どもがよくない行動をしたり、やるべきことをやらなかったことって、よくあると思います。
そんなときは、
「次は出来ると思うよ」
「またチャレンジしようね」
のように、前を向ける声かけだけにとどめた方が良さそうです。
出来ない日があっても責めない
子供の気分や体調、状況によってできなかった日ってあると思うんです。
そのことを責めるのはやめてください。
発達っ子は特に、特性の関係もあって「怒られやすい」子が多く、自己肯定感の低い子が多い傾向にあるようです。
「できなかった」
「ダメだった」
というできなかった過去について責めたところで、その状況が解決することはありません。
マイナスな状況や言葉かけをするのではなく、
「次はできるよ」
「明日一緒にやろう」
などの、前向きな言葉をかけてあげた方が、頑張るモチベーションにもつながります。
大人も子どもも負担にならないものにする
ごほうびと聞くと、つい色々欲しくなるしあげたくなるものです。
だけど、それっていつまで続けることが出来るでしょうか?
例えば、ごほうびシールを10個ためたら、最終ごほうびでゲームソフトを1つ買う
という設定をしたとします。
シールがたまるたびにゲームソフト1つ買ってあげられるでしょうか?
わが家では無理です(笑)
もし、最終ごほうびに高価なものを設定する際は、
- 今回限りの特別であることをしっかり理解させる
- 最終ごほうびまでの達成回数を多めにする
といった具合に、事前に入念なルール作りと徹底が必要だなと感じています。
最初は少ないごほうびシールで最終ごほうびを与える
最終ごほうびをもらえる所に進むまでに時間がかかりすぎると子どもはやる気が続きません。
最初は少ないごほうびシール数で最終ごほうびがもらえるように調整しましょう。
慣れてきたら少しづつ、最終ごほうびまでの数を増やしたり難易度を上げたりしていけば良いです。
まずは、ごほうびシールが貯まると最終ごほうびがもらえるという体験をさせることが大事だなと感じます。
まとめ
毎日何回も注意したり指摘するのは、言う方もストレスたまりますが、言われる方もストレスがたまります^^;
ゲーム感覚でやるべきことを自分からやってくれるようになれば、
- 親は何度も言わなくて済むので気がラクになる
- 子は口うるさく言われなくて嬉しい!
- ごほうびももらえる♪
と、お互いに良いことばかりです^^
ごほうびシールを上手く取り入れて、少しでも日常生活のストレスが減っていけばいいなと思います◎
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
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