ADHD・ASD長男
グレーゾーン長女
年子兄妹2児の母♪
あや乃(@ayano_dekoboko)です。
発達障害児の子育てに奮闘しつつ、
同じように悩む発達っ子ママさんの
お役に立てるようなブログ運営を目指しています◎
小学校に入って初めて出会う「時間割表」
今日の授業科目について喜んだり嘆いたり・・・
短時間授業でウキウキしたり・・・
色んな思い出があるかと思います◎
見慣れていたり、定型発達の子であれば難なく見れるものかもしれませんが
発達っ子には難易度が高いのを知っていますか?
長男の例を参考に「時間割表」の使い方について書いていきたいと思います^^
- ひらがなカタカナの読み書きは問題なし
- 時間割表はすべて「ひらがな」表記
- 漢字には、ひらがなで「るび」あり
- 視覚情報優位なタイプ
- 時間割表を見る・そろえるのが苦手な子どもが身近にいる人
- 子どもが学校の準備に時間がかかってイライラしている人
- 時間割表の代用品について知りたい人
時間割表は情報が多すぎる
わたしが子どもの頃は何気なしに見ていた時間割表ですが、大人になってから見ると実はかなり多くの情報がつまっていることに気が付きました。
しかもA4サイズの紙1枚に^^;
お仕事の資料であれば、もっと余白があって分かりやすくするものなのにな・・・と思うところです。
学校や学年、クラスによって時間割表もさまざまですし、普通級と支援級でも違ってきますが、基本的に書かれている項目自体はどこも大きく変わらないですよね◎
ほぼ必須の項目はコチラ♪
- 日にちと曜日
- 行事予定
- 授業のコマ数
- 教科名
- 持ちものリスト
これらは必ず書かれているのではないでしょうか?
この記事にたどりついた方なら何のことか分かると思いますが、少し解説していきたいと思います。
日にちと曜日
多くは月曜日から始まり、金曜(土曜もある?)までの1週間分の日にちと曜日が書かれています。
週間カレンダーのようなイメージですね^^
行事予定
行事と聞くと、運動会や発表会、遠足などがメジャーですが、
- 視力検査や健康診断
- 課外活動
- 参観日
- 集団下校
- 避難訓練
なども行事の1つ。
「それ書く?」というくらい小さなイベントについても書かれています(笑)
授業のコマ数
低学年だと5時間授業が主流ですが、高学年になると6時間授業に。
さらには放課後の委員会活動なども入ってきます。
教科名
- 国語
- 算数
- 理科
- 社会
- 英語
をはじめとして、
- 体育
- 音楽
- 図工
- 学活
などもあります。
学校独自の教科や、学年に合わせた科目もあるかもしれません。
持ちものリスト
教科書とノートとは別に
- 筆箱
- 連絡帳
- 給食セット
などの毎日持っていく必要のあるものや、
- 図工用の材料
- 水泳セット
- 健康診断のための半そで半ズボン
- 先生に提出するお便り
など、イレギュラーで発生する持ちものもあります。
見たいところが見つけにくい
時間割表は情報がつまりすぎているのはイメージできるようになったかと思いますが、
時間割表をみて、必要な教科書や持ちものをそろえるのは意外にも工程数が多くて複雑です。
子どもたちがどんな風に時間割表をみながら用意するのか、6ステップでまとめてみました◎
時間割をそろえる6ステップ
明日は何日か確認してから、用意を始めます。
カレンダーをみて判断できる子、大人に聞いて確認する子、さまざまです。
何の授業があるのか、どの教科書が必要なのか確認します。
教科ごとにノートにも規定があるため、教科に合わせたノートが必要です。
国語のある日は国語用のノート。
算数のある日は算数用のノート。
ノートの残りページが少なくないかもあわせて確認します。
長男の学校には「毎日セット」というものがあり、毎日必ず持っていくものが決められています。
鉛筆がけずれているかの確認も必要です。
体育の日は着替えが必要ですし、図工でトイレットペーパーの芯が必要な時もあります。
月曜日には給食セットを持っていきます。
必要なものをランドセルに入れます。
机には出したのに、ランドセルには入れてなかった・・・もあるあるです^^;
この工程を進むのって、視覚情報が優位になりがちな発達っ子の場合、
- どこを見たらいいか分かりにくい
- 注意がそれやすくて進まない
- タスクが多くて混乱する
などなど・・・
時間割をそろえることがうまくいかなくてイヤになりやすいし、なかなか進まなかったり忘れ物が多くて怒られたりとストレスでしかないんですよね^^;
どのあたりが大変なのか、子ども目線で考えてみましょう!
どこを見たらいいか分かりにくい
「時間割表」と聞いてイメージするのって、多くの人からするとこちらかなと思います。
月曜日であれば、すぐ隣に「1~6時間目」の記載があるので、
1時間目は〇〇!と判断することができます。
では、金曜日の場合はどうでしょうか?
すぐ隣には木曜日の時間割が並んでいますよね。
長男が言うには、「どこを見ればいいのか色々書いてあるから分からない」のだそう。
授業のコマ数の方を見て・・・
必要な曜日の欄を見て・・・
この作り方だと、どこを見ていたのか・何を知りたいのか・次はどこを見るのか訳が分からなくなるそうです。
注意がそれやすくて進まない
見るポイントが多いと、目線があちこちにいくため集中しにくくなります。
長男でいうとASDの特性で「1点集中」な面があり、1つのことであればしっかり集中して取り組めますが、色んなことに広く注意を向けておくことは難しいです。
また、ADHDの特性で注意力散漫な面があり、多くの情報が目の前にあるだけで、どこまで進んだのか、次は何をするのか整理できなくなってしまいます。
そのため、結局何も終わっていなくて、頭の中も、身の回りの状況も含めて全部が散らかってしまうんです。
タスクが多くて混乱する
「時間割をそろえる」といっても、6ステップもあるんですよね。
- 明日は〇日♪の確認をする
- 必要な教科書を知る
- 教科書に合わせたノートを用意する
- 毎日持っていくものを確認する
- その日に特化した持ちものを確認する
- ランドセルに入れる
大人であればなんてことないタスクだし、定型っ子も慣れればすんなりできるでしょう。
でも・・・発達っ子。
特に、
- 視覚情報優位すぎる子
- ADHD傾向でうっかりミスの多いタイプの子
- ADHD傾向で注意力散漫な子
- 学習障害で読字障害のある子
にとっては、時間割表を確認しながら準備をするってかなりハードモードだと感じています。
見やすくする工夫をする
特性があって苦手な場合って、ほとんどの場合は本人の努力でどうにかなったりしません。
年齢が上がるにつれて少しずつうまくなるかもしれませんが、「できる人」と比較して同じレベルになるのって難しいと思っています。
それなら最初から、本人のやりやすい環境を用意してあげることで
- 失敗・怒られる回数を減らしてあげる
- 「できた!」の成功体験を積み重ねる
- スムーズに進むから母も子もイライラしない
という良い流れが作れると思います◎
わが家で取り入れているものをいくつかご紹介するので「使えそう!」というものがあれば、ぜひ取り入れてみてくださいね♪
紙の時間割表を折りたたんで使う
時間割表は学校から紙でもらってくることが多いと思います。
わが家では時間割表を、こんな風に折りたたんで使っています!
コマ数が書いてあるところと日付が書いてあるところが隣り合うように折りたたむことで、不要な情報が見えなくなり使いやすいと長男には好評でした◎
- メリット
-
- 1日分だけが見えるので、混乱しない
- 折るだけなのでコストゼロで始められる
- デメリット
-
- 金曜日には折り目だらけになるのでキレイに時間割表を保管したい人には向かない
- 毎日折りたたむ手間が発生する
教科名と教科書に同じマークをつける
国語の教科書には赤、算数の教科書には青などと色を決めておき、
- 教科書には100均の丸シールを貼る
- 時間割表には同じ色でマークを書く
このように目印をつけていきます^^
- メリット
-
- 教科書と時間割表が連動するので間違えにくい
- パッと見て分かりやすく、時短になる
- デメリット
-
- 教科書にシールを貼ることで学校で指摘される可能性
- 「いつもと違う」ことに不安になりやすい子だと、教科書のシールが気になりすぎてしまうかも
1日ごとの時間割表を作る
いろいろ見るところがあると大変!混乱する!のであれば、今日の分だけにしてしまうのが1番早いように思います^^
ホワイトボードを使って手作りしてみても良いですし、お家にあるものをアレンジして作ってみても良いですよね。
インターネットで「時間割 手作り おうち」で検索すると参考になりそうな画像が出てきますので、お時間あるときに調べてみてください。
- メリット
-
- 1日分だけが見えるので、混乱しない
- 好みのデザインで作ることで子どもが楽しんで使える可能性がある
- デメリット
-
- 毎日入れ替える手間が発生する
- ホワイトボード購入などのコストが発生する
まとめ
実は、発達っ子は時間割表が見にくいと気付くまでは
「何で用意するのにそんなに時間がかかるの?」
「入れ忘れ多すぎない?」
「教科書散らかりすぎ!」
と、できてないところにだけ目がいってイライラしていました^^;
特性のことがあって「できない」のであれば、うまくいく方法を一緒に考えれば良かっただけなのに、反省です。
その子に合わせた「やりやすいやり方」って必ずあると思うので、うまくマッチする方法がみつかるだけで一気にラクになります。
(母も子もですよ!)
このブログ記事が、お役に立てば幸いです◎
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
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